王様の速読術

著者は、速読にせよ、何にせよ、時間がないのを理由にして、行動を後回しにするのではなく、時間を限定して行動することこそが、物事を成し遂げるために必要なことである、と主張する。
1冊を30分で読む、と限定することで、ただダラダラと読むのではなく、本を読む目的をはっきりさせ、得られる効果を明らかにしておく。
その後、確実に効果を得るために把握したポイントを読むことで、8割の効果をその本から得て、その本を読む目的を達成する。

写真読みについての信憑性は、実践するまで半信半疑だったが、プレビューと連続して行うことで、キーワードが浮かび上がるのは本当だなぁ、と感じた。
また、アウトプットをすることで、得た知識をさらに深耕することができる、という主張は、本を読む行為に限らず、ブログや仕事にも役に立つことである、と同調できた。

この本を読んだ後に、小説を一冊読みました。
昔は、少しでもわからなくなると、戻って詳細を精読し直していましたが、8割イメージできたので、いいや、とあきらめて読むことで、正味3時間程度で読み終えました。
30分の限定をするにはまだまだですが、今回はなんだか満足できました。

王様の速読術
王様の速読術
posted with amazlet at 09.11.12
斉藤 英治
ダイヤモンド社
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