Past

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

言わずと知れた、大ベストセラー。私もようやく読みました。 第3回本屋大賞受賞。著者の半生における、家族との関わりや、家族を含んで取り囲んでいる、自身の周辺の人々との関わりについての体験を元に、家族、両親の大切さ、温かさをわかりやすく描いてい…

ハッピーバースデー

とてもいい話でした。 今年(2006年)の漢字が「命」だったように、今年はいじめのニュースが大きく取りあげられるなど、 痛ましい事件も多く耳にしました。報道を聞いて、皆さんも色々なことを考えたと思います。 そんな今年を振り返り、来年もまた頑張ろう、…

包帯クラブ

本書から、少々抜粋。 「心の内の風景と、外の景色はつながっている」 「傷が治るわけではなく、傷を受けたことを自覚し、自分以外の人からも【傷を受けた】と認めてもらえることで、ほっとするんじゃないかと思った。」傷ついたことを、誰かに聞いてもらえ…

生きて死ぬ智慧

著者の柳沢桂子さんが、般若心経を科学的に解釈した本。般若心経と聞くと、宗教的でとっつきにくく感じますが、読んだ感想としては、物理を改めて勉強したくなる一冊でした。世の中を二元的に捕えるがために、そこに執着・欲が生じる。「自分」に対し「他人…

夜市

「大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市…

アフターダーク

数年に一度、村上春樹ワールドにチャレンジしては撃沈を繰り返しています・・・前回は、「神の子どもたちはみな踊る」を読みました。 短編で読みやすいかな、と(安易に)考えトライしたのですが、 全く意図していることを理解できず、撃沈・・・今回の「ア…

王様の速読術

著者は、速読にせよ、何にせよ、時間がないのを理由にして、行動を後回しにするのではなく、時間を限定して行動することこそが、物事を成し遂げるために必要なことである、と主張する。 1冊を30分で読む、と限定することで、ただダラダラと読むのではなく、…